パチンコの歴史解説 第7回

<パチンコの歴史解説 第7回> ノンリミッター機・4号機の隆盛【1999年から2004年】

前回解説させて頂いた「5回リミッター機」については、1999年発売の新基準機により事実上撤廃されます。

1999年新基準におきましては、確変割合と大当り時の獲得出玉の総数に応じて、リミットが設けられました。
5個賞球機の場合、確率の下限は1/320とされました。

当時のスタンダードな遊技機のスペックは
大当り確率 1/315
ヘソ賞球数 5個
確変割合 50%
大当り1回の出玉 約2100個
時短なし

ちなみに、確率変動は10000回転という仕様がオーソドックスです。
実は、この確率変動10000回転=ST(スペシャル・タイム)10000回という表記に落ち着きます。
勘の良い方は、お気付きかも知れませんが、今日のST機の概念はこの当時のCR機に着想を得ています。

余談になりますが、純正ST機のひな型が「CRジャングルパークXLTD」(京楽)となります。
大当り確率 1/239.5
高確中確率 1/23.95
賞球 5&15 14R10C
確変割合 50%
ST回数 20回
大当り1回の出玉 約1960個

まさしく、現行のST機の元祖といえるスペックです。
しかし、人気の程はイマイチな結果となりまして、一部のコアなファン(管理人も含めまして…)が現金機感覚で遊んでいました。

また、パチスロにおきましては1992年に端を発する4号機がブームとなり、2002年に4.5号機が登場し、大量獲得機・AT機が市場を席巻します。
対して、パチンコは2002年に内規改正が行われ、4個賞球、ハーフ時短機・フル時短機が登場します。

「CR新海物語シリーズ」(三洋)が大ヒットします。
そこで、当時の新海のスペックをもとにハーフ時短機・フル時短機を確認しましょう。

CR新海物語M27 (ハーフ時短機)
確率 1/315.5 高確 1/63.1
賞球数 4&15 15R9C
確変割合 50%
大当り1回の出玉 約1890個
時短 確変終了後100回

CR新海物語M56 (フル時短機)
確率 1/350.5 高確 1/70.1
賞球数 4&15 15R9C
確変割合 50%
大当り1回の出玉 約1890個
時短 全ての大当り終了後100回

従来の5個賞球・確変割合50%のタイプをヘソ・電チュー賞球数を1つ減らすことで、時短連チャンの楽しみを付加することになりました。

2003年パチスロ業界に激震が走ります。
当時のパチスロ市場を牽引していた爆裂機「ミリオンゴッド・アラジンA・サラリーマン金太郎」が検定取り消しとなります。
その後、各社代替機が用意されましたが、最終的に強制撤去の運びとなりました。
しかし、2003年7月「吉宗」、同11月「北斗の拳」が登場し、ホールの主力機種は依然パチンコ機ではなく、パチスロ機でした。

2004年規則改正が行われ、パチンコのスペックも大幅に変更されました。
従来の確率の下限が1/360から1/500に変更。最低賞球数が3個となりました。
当時を代表するMAX機である「CRF.大ヤマト2 ZF」(三共)で振り返りましょう。

CRF.大ヤマト2 ZF
確率 1/496.5 高確 1/49.6
賞球数 3&5&10&15 15R9C
確変割合 68%
大当り1回の出玉 約1890個
時短 全ての大当り終了後100回

以降、1/500タイプに関しては、2005年に確率の下限を1/400とする内規改正が行われます。

(以降、1999年から2004年歴史年表)